美術の進化
2007年の暮れから私は、大気の中を飛んでいる、そして宇宙を満たしている光る粒子=プラーナを描き始めました。
本当に見えるものを描こうと決意しました。
大きな作品は、離れて全体を見るのではなく、視野全体が、絵の中に入るような距離まで近付いて見て貰います。
絵の中にいるようなイメージを持ちながら、何かを感じても、意識には何も上がって来なくても、
しばらくその場所にいると、手のひらに金粉のようなキラキラしたものが、殆どの人に現れます。
空には、無数に現れて、くねった跡を残して消えてゆく、光る粒子が飛んでいて、私はそれを、いつも見ています。
絵にはその光の粒子が描いてあります。
手のひらに現れる金粉のようなものは、描いた光の粒子が、絵を通して伝わっているように見えます。
まるで食物のように肉体に入っていくように見えます。
美術は、表現や鑑賞という言葉で呼ばれるものの柵を越え、直接、肉体に作用出来るところまで来てしまいました。
進化してしまったのだと、思います。



